〒400-0501 山梨県南巨摩郡富士川町青柳町1749-1
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糖尿病

糖尿病とは

糖尿病画像

糖尿病を一言でいうと、血糖値が慢性的に高い状態です。血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。食事や甘いジュース等を摂取すると血糖値は急激に上昇し、これに反応して膵臓からインスリンが分泌され血糖値は低下します。しかし、このインスリンの分泌が何らかの原因によって全く出ないか、もしくは不足すると、血糖値は上昇したままの状態になってしまいます。これが糖尿病発症のメカニズムです。
なお、糖尿病も他の生活習慣病と同様に自覚症状が現れにくいのですが、エネルギー源として使用されるはずの糖が細胞に取り込めなくなると、筋肉自体がエネルギー源となってしまい筋肉が減少、これによって全身の倦怠感が出現し、食欲旺盛でも体重が減少するといった症状が生じてきます。その他、尿量が増えたり、のどが渇くといった症状がみられると糖尿病が疑われます。

1型糖尿病と2型糖尿病

糖尿病はインスリンの作用不足がきっかけとなって発症しますが、その原因は主に2つあるとされ、1型糖尿病と2型糖尿病に分類されます。1型糖尿病は、インスリンがつくられる膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンがほぼ分泌されなくなる状態です。これは10~20代の若い世代が突然発症するケースがよく見受けられますが、高齢の方でも発症することはあります。一方、2型糖尿病は日本人の全糖尿病患者のうち95%以上を占めています。主な原因は不摂生な生活習慣(偏食・過食、運動不足、喫煙、多量の飲酒 など)を長期間続けたり、肥満やストレス、睡眠不足などが複雑に絡み合い発症するといわれています。この他、ステロイドの長期使用、がんや膵臓の病気が原因で発症する二次性糖尿病、それから、妊婦により高血糖な状態になる妊娠糖尿病もあります。

合併症に要注意

糖尿病は自覚症状が現れにくく放置しやすいので、血糖値が高いままとなり、様々な血管障害が起きるようになります。これがいわゆる糖尿病の合併症です。糖尿病の治療は、この合併症を防ぐために行うのです。
糖尿病合併症は細小血管に生じやすく、失明になることもある「糖尿病網膜症」、手足の感覚が鈍くなって歩行障害もみられるようになる「糖尿病神経障害」、人工透析が必要になることもある「糖尿病腎症」があり、これらは糖尿病三大合併症と呼ばれています。また、大血管(心臓、脳、足)で動脈硬化が進行すると、冠動脈疾患、脳血管障害、末梢動脈疾患などの病気を発症させるリスクが高まります。これらは生命にも影響しかねない重大な病気なので、糖尿病の発症が確認されたら速やかに治療を開始する必要があります。

院長

花輪充彦

診療科目

内科、消化器内科、内視鏡内科

住所

〒400-0501
山梨県南巨摩郡富士川町青柳町1749-1
(フォレストモール富士川さま・DCMくろがねや富士川店さまの南側)

TEL

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